忍者ブログ
地球上にあふれる幸せと恵みを、ちょこちょこと発掘するためのダウジング的ツール☆
[20]  [19]  [18]  [17]  [16]  [15]  [14]  [13]  [12]  [11]  [10
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

先ほどちょっと気になったことがあり、
地球環境についての問題をネットで調べていました。

調べ物をしているときはいつもそうなんですが、
サーフィン状態でどんどん未開の土地(サイト)へと入っていきます。

気がつくと、本題から遠く離れた秘境までやってきてしまう(笑)
・・・こういう面白い発見が出来るのも、インターネットの楽しみの一つですね


さてリサーチが進むにつれて
偶然(という言葉をわざとらしく使ったりしてますが、イコール必然のことです
環境=文化NGOの「ナマケモノ倶楽部」というサイトにアクセスしてしまいました。

そこでまたもや偶然(=必然)
『リオの伝説のスピーチ』
と称されている、
15年間を経て今なお絶賛されている素晴らしい文章を読んでしまいました。

1992年6月、ブラジルのリオデジャネイロ。
環境サミットに参加するために集った各国首脳の前で
12歳の少女が語った奇跡のスピーチです。

もう、私ごときの余計な説明などは不要でしょう。
このままどうぞ読んでみてください・・・


「こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話します。
エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル。チルドレンズ・オーガニゼーション)の略です。
カナダの12歳から13歳の子供達の集まりで、今の世界を変えるために頑張っています。
あなた方大人たちにも、ぜひ生き方を変えていただくようお願いするために
自分達で費用を貯めて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をしてきました。

今日の私の話には、裏も表もありません。
なぜって、私が環境運動をしているのは私自身の未来のため。
自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、
株で損したりするのとはわけがちがうんですから。

私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子供達のためです。
世界中の飢えに苦しむ子供達のためです。
そして、もう行くところもなく
死に絶えようとしている無数の動物達のためです。

太陽のもとに出るのが、私はこわい。
オゾン層に穴が開いたから。
呼吸をすることさえこわい。
空気にどんな毒が入っているかもしれないから。
父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。
数年前に、体中をがんで冒された魚に出会うまでは。
・・・そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを
私達は耳にします。
それらは、もう永遠にもどってはこないんです。

私の世代には、夢があります。
いつか野生の動物たちの群れや、
たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。
でも、私の子供たちの世代には、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか・・・?

あなた方は、私くらいの年に
そんな心配をしたことがありますか。

こんな大変なことが、ものすごい勢いで起こっているのに
私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。
まだ子供の私には、この危機を救うために何をしたらいいのかはっきりわかりません。
でも、あなた方大人にも知ってほしいんです。
あなた方も良い解決法なんて持っていないっていうことを。
オゾン層に開いた穴をどうやってふさぐのか、きっとあなたは知らないでしょう。

死んだ川にどうやってサケを呼び戻すのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生き返らせるのか、あなたは知らないでしょう。
そしていまや砂漠となってしまった場所に
どうやって森を甦らせるのか、きっとあなたは知らないでしょう。

どうやって直すのかわからないものを、
壊し続けるのはもうやめてください。

ここでは、あなた方は政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。
あるいは報道関係者か政治家かもしれない。
でもほんとうは、あなた方も誰かの母親であり、父親であり、
姉妹であり、兄弟であり、おばでありおじなんです。
そしてあなた方の誰もが、誰かの子供なんです。

私はまだ子供ですが、
ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。
そうです、50億以上の人間からなる大家族・・・
いいえ、実は3千万種類の生物からなる大家族です。
国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、
このことは変えようがありません。
私は子供ですが、
みんながこの大家族の一員であり
一つの目標に向けて心を一つにして行動しなければならないことを知っています。
私は怒っています。
でも、自分を見失ってはいません。
私は怖い。
でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを私は恐れません。

私の国でのむだ使いはたいへんなものです。
買っては捨て、また買っては捨てています。
それでも物を浪費し続ける北の国々は、
南の国々と富を分かち合おうとしません。
物がありあまっているのに、
私たちは自分の富を、ほんの少しでも手放すことが怖いんです。

カナダの私たちは十分な食料と、水と住まいを持つ恵まれた生活をしています。
時計、自転車、コンピュータ、テレビ、
私たちの持っているものを数え上げたら何日もかかることでしょう。

2日前、ここブラジルで
家のないストリートチルドレンと出会い
私たちはショックを受けました。
一人の子供が私たちにこう言いました。

「ぼくが金持ちだったらなあ!
もしそうなら、家のない子の全てに
食べ物と、着る物と、薬と、住む場所と、
やさしさと愛情をあげるのに」

家も何もない一人の子供が、分かち合うことを考えているというのに
全てを持っている私たちがこんなに欲が深いのは
いったいどうしてなんでしょう。

これらの恵まれない子供達が、私と同じぐらいの年だということが
私の頭を離れません。
どこに生まれついたかによって、こんなにも人生が違ってしまう。
私がリオの貧民窟に住む子供の一人だったかも知れないんです。
ソマリアの飢えた子供だったかも、
中東の戦争で犠牲になるか、インドでこじきをしていたかもしれないんです。

もし戦争のために使われているお金を全部
貧しさと環境問題を解決するために使えば、
この地球は素晴らしい星になるでしょう。
私はまだ子供だけど、このことを知っています。

学校で、いや幼稚園でさえ
あなた方大人は私たちに、
世の中でどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、

・争いをしないこと
・話し合いで解決すること
・他人を尊重すること
・ちらかしたら自分で片付けること
・ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
・分かち合うこと
・そして欲張らないこと

・・・ならばなぜ、
あなたがたは
私たちに「するな」ということをしているのですか。

なぜ、あなた方はこうした会議に出席しているのか
どうか忘れないで下さい。
いったい誰のためにやっているのか・・・
それはあなた方の子供、つまり私たちのためです。
あなた方はこうした会議で、
私たちがどんな世界に育ち、生きていくのかを決めているんです。

親たちはよく
「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」
といって子供達をなぐさめるものです。
あるいは「できるだけのことはしているから」とか
「この世の終わりじゃあるまいし」とか。
しかし大人たちは、もうこんななぐさめの言葉さえ使うことが出来なくなっているようです。
・・・お聞きしますが、
私たち子供の未来を真剣に考えたことがありますか。

父はいつも私に不言実行、
つまり、何を言うかではなく
何をするのかでその人の値打ちが決まると言います。
しかしあなた方大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。
あなた方はいつも、私たちを愛しているといいます。
しかし、私は言わせてもらいたい・・・

もしその言葉が本当なら、
どうか、本当だということを行動で示してください。


最後まで私の話を聞いてくださってありがとうございました。」

(翻訳:ナマケモノ倶楽部)





・・・なんかもう、コメントすら思いつきません(号泣)・・・
キーボードを叩きながらも泣けてきます。まさに凄まじいスピーチです!!!


わずか12歳の少女が、ここまで地球のことを想っているのです。


私たちが応えないわけにはいきませんよね



PR
この記事にコメントする
name
subject
color
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
本当に12歳の少女が語ったとは思えないほどの素晴らしいスピーチですね!
富んでいても。心が貧しい方もたくさんいますよね。目先の欲にとらわれず、一人ひとりが小さな事から環境問題等に対する意識づけを行っていかなければ、と強く思いマス!
マス 2007/06/07(Thu)01:07:23 edit
無題
これはミクシー内の動画で何度か見させていただいてます、、、
この時、彼女のスピーチを聞いていた方がどんな、行動を取ったか一番知りたかったですが、、、
その時に考えさせられただけで終わってしまったのではないかと。。。
口=心=行 を一如にしたいですね!!
それが出来ていないのは自分が分離しているって事ですもんね。。。
vivi 2007/06/07(Thu)06:58:33 edit
マスさんへ☆
「伝説の」と前ふりがついているくらい有名なスピーチですが、この文章を自分のブログに引用できたことを嬉しく思います^^!

私が最も心打たれたのは、この少女の
「怒っているけど、自分を見失わない。怖いけど、自分の気持ちを伝えることを恐れない」
という決意です。

人にはするなと教えておいて、自分達はやっている。そういう世の中の矛盾を見事に突いたスピーチですよね^^
ハピグレ 2007/06/07(Thu)08:34:11 edit
viviさんへ☆
上記の「ナマケモノ倶楽部」には、その後のセヴァン・スズキさんのことなどが載っています。

http://sloth.gr.jp

これだけの訴えが子供達からなされたのもかかわらず、アメリカなどは京都議定書にサインをしませんでした。
「地球の上に住んでいる」という事実を、私たち大人は忘れがちになるかもしれません。でも、明らかにいま、自分達の立っている地表が失われたら私たちは生命体として終わりなんですね。

地球に対する思いやりは、実は自分達に対する思いやりです。「地球人」という種族を正しく評価し、自虐の為に振り上げたその手を下ろさせるような指導力を持ったリーダーが先進国の中にいるといいですね^^☆
ハピグレ 2007/06/07(Thu)08:46:08 edit
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[04/02 ouytenio]
[01/30 mlkjhgf]
[08/29 ハピグレ]
[08/29 ハピグレ]
[08/29 もいもい]
最新TB
プロフィール
HN:
ハピグレ
年齢:
56
性別:
女性
誕生日:
1968/06/27
職業:
地球人
趣味:
散歩・旅行・読書・音楽鑑賞
自己紹介:
幼少時より、ひとつところに長く居座ることが苦手な性格のため「天然スナフキン」の異名をとる。
迷子センター保護記録は一年間で最多7回。
安住の地を求める心が完全に欠如している、生まれながらのさすらい人間。
ニックネームの「ハピグレ」の由来は、本名を英訳すると「ハッピーグレイス」となるため。
・・・え?ひねりが足りないですか???
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]
○sozai:グリグリの世界○ ○Template:hanamaru.